2017年第22回APRA国際交流会は、10月22日(日)~26日(木)に開催されました。たくさんの感動と学びがありました。
程の詳細は下記アイコンをクリック下さい。
関西APRAメンバーの共立運送株式会社 大槻社長が詳細なる訪問記を書いて下さいました。
以下に掲載したいと思います。
APRA日台交流会&視察は、台風とすれ違うタイミングで始まり、到着後にバス内でKANOのユニフォーム配布、ホテルに到着したら、台湾APRA会長のANNさんからのメッセージと太陽餅のおもてなしから始まり、早速感動。
ウェルカムパーティでは、トラブルを熱い思いで乗り越えてやって来た鬼丸さんも合流して頂き、暖かく楽しいAPRAらしい交流会を体感させて頂きました。
ペアになって色々とお話をしたのは、台湾でタイル製造をされているMr.S.C.Wang 王世慶さん、ご縁に感謝致します。
胡弓を弾いている女性が、バルーンアートを始めるサプライズや一緒にパラパラ踊りがあったり、オシャレで上品なレストランでの素晴らしい歓迎を受けました。
臥龍先生の20年以上の台湾との絆、ISAOさんとの出会いで築き上げてこられた人と人のつながり、同じ志、思いを持って行動し続けてきた先にあるものを体感させて頂き、初日からテンションが上がり、勇気を頂きました。
APRA台湾2日目、小型ボートのスクリューで世界ナンバーワンシェアを持つ SOLAS を訪問。
今年5月にも訪問し、6Sの取り組みによる社内改革、人材育成を体感させて頂きましたが、今回もAnn会長とLin社長をはじめ沢山の社員の方に暖かく迎え入れて頂き、感動の企業視察となりました。
古い工場を皆さんの手で丁寧に隅々までメンテナンスされていて、明るくカラフルにそして暖かく、要らないものがなく、すぐに取り出せて、機能性と効率性があって、雰囲気も良い。皆さんで議論しながら本気で取り組んでこられた事がよくわかります。
ひとり一人が活躍して輝ける環境づくり、第二の自宅のような居心地の良い暖かい職場づくりに向けて、コツコツ取り組んで参ります。ありがとうございました。
APRA台湾交流会2日目午後、自動車の部材関係で世界に輸出されている全拓工業を訪問させて頂き、理念経営とベンチマークに基づく6Sの実践からの効率的なラインを見せて頂きました。
最初の営業部長からのご説明で、お客様にSAY NO , 従業員にSAY YES と現状の方針を述べられたのには、びっくりしました。無理なことを言うお客様にははっきりとものを言うことで産み出されるものがある。従業員満足度を上げることで生産性や成長性が上がることを目指しておられます。
様々な改善にも取り組まれ、7年かけてドイツの企業から安全か健康か何度もチェックを受けてオファーを頂くようになったそうです。相手基準に合わせて、職場環境を整え、従業員意識改革に取り組み、生産性を高めてこられた成果が出ていました。
経営理念は、INTEGRITY 真心、PASSION 情熱、CREATION 創造、EMPATHY 共感、同理心。 成功するために、成功しないことを捨てること。創造学習型組織づくり。日常管理情報をSNSを通じて共有。スマホで異常発生連絡し、画像も添付して見える化。儲けたものを何に使うかの明確化。社員の労力と貢献を把握、SNSで社員のニーズがわかり、心が開く前に摩擦が起こるが、乗り越えると正常な領域に入ると言われたのが印象的でした。行動が伴わない計画は意味がない。花の香りがたてば、蝶は自然とやって来る。人がむやみに増えたら変化が遅くなる。happyな鳥は健康な卵を生む。工場を家や学校と思える会社づくり。等々名言続出。
一人ひとりが多工能化できることで、誰が休んでも影響がでないしくみ、オフィスに緑を取り込んで事務所でも立って仕事をすることで効率化がはかれるしくみ、将来は生産はロボットで人間はオフィスへ、管理職は現場に行って改善と見える化が仕事、スタッフの不満に対しては上司の説明対応が仕事。
企業経営は、お金しか残らない貧しい人間にはならないこと。学ばせて頂いたことを持ち帰り、当社にも活かして参ります。
APRA台湾交流会2日目の夜は、各種プロスポーツ選手や子供たちの本来持っている能力を引き出し、楽に継続して能力を発揮できるようにされている能開コンサルタントの呉さんも合流して、美味しい小籠包と焼売と豚テキと炒飯を頂きました。本場のものは最高です!
台湾といえば夜市、台中でも賑わってました。まずは抹茶味の雪のようなフワフワかき氷とパイナップルジュース。アーチェリーも初体験。匂いが苦手なスンドゥーフは、パスさせて頂きました(笑) やっぱり美味しいお店は行列ができてますね〜
APRA台湾交流会3日目、スライドレールでアジアで5本の指に入る REPON を訪問。 5月に訪問した時も6Sを徹底されている素晴らしい会社でしたが、約20000坪の新工場を立ち上げられて、お出迎えも国賓級?で感動致しました。
中国の蘇州の工場から戻られて最初は6Sをやってどうなる?と思っておられた社長の息子さんも今では率先して6Sを行われ、各部署からのプレゼンも世界からのお客様を意識した中で行われ、より大きな工場に移転しても最初の設計段階から改善&効率化がなされて、次のステージも更に先まで考え抜かれていました。ゴール想定、現状リサーチ、計画(設計・開発)、実行、改善のサイクルを社員の皆さんで体現されていて、素晴らしい企業です。
最大資源は、人材。すべての人が入りたい企業を目指すと経営理念で感動経営として公言されています。街で出会った方が流石REPONの社員さんですね。と言われるようになりましょう。
REPON4つの感動は、1つ従業員感動、2つお客様感動、3つ社会感動、4つ株主感動。
REPON人的文化は、1つ共同学習、2つ共同成長、3つ共創美好 より良いことを共に創る
超心動念、理想再現。幸福企業、公益企業を目指しておられます。
改善により、新人でもすぐに動けるようにわかりやすく表示や色分けされた作業場、設備チェック表も文字と写真入り、設備にも番号をつけてわかりやすく、道具は手元化して時間ロスの無いようにされています。
経営者として、社員と一緒に良い習慣と意識をどう作るか?が大事。教育はどうやって?とレベルアップはどうやって?はコンサルに助けて頂き刺激を受けて、コツがわかると決めて取り掛かったことをやめないこと、万事徹底してベストを求めずベターをやり続けること。毎月一回の循環チェックを行い、答えは言わずに考える場所を指摘して、思考習慣形成を行うこと。ポイント誘導して気づき能力改善から考える習慣を形成していく。みんなで考えて気づきを得られる場所づくりが大事。
データを利用したコミュニケーション、設計・開発・年度計画、約束したことは実行し困難なときは支援し合うこと、時間を作って顔を合わせて会社の目標確認(賛同したから)、権利を与えて自由に動ける場を渡す。
改善発表の場を与えて、言うことをまとめて、他人に伝わるように話すことを訓練する。
人は指示命令でなく、社風で動く。社風が変われば、後から数字が付いてくる。数字が良くなると思って始めるとダメになる。
色々な人のキャラクターの違いをよくわかって、それに合ったテーマを与えて、発表して誇りになるステージを与えると進化して良い結果を出そうとする。優れた才能を発見して、発表できる場をどうやって与えるかが大事。
経営数値管理と人を大事にする事のバランスと連動が大事、最先端の技術と人間の心と技の両輪で。 経営の伝承は、理念の伝承。継続と徹底。小さいことにも徹底できるように自分を磨き、環境整備を企業の長期戦略にして進んでいく。とのことです。更なる発展は間違いない企業です。
APRA台湾の3日目夜の交流会ではご参加の同志石川さんのお誕生日おめでとうございます〜サプライズケーキでお祝いと、翌日先に帰国される長坂ブンブンブラザースと呉さんにSOLASの林さんからプレゼント。ホント暖かな場でした。
その後に日本と台湾を結ぶ素敵な映画『KANO』を鑑賞、途中で笠盛の笠原さんが気功体操を教わり、最後はバレリーナポーズまでする羽目になりました(笑)暖かく共に喜べる素敵なメンバーと出会えたことに感謝致します。
野球を通じて日台の絆を体感できる映画『KANO』を観た翌日に、特注のKANOシャツをユニフォームに使い、日台親善ソフトボール大会に参加させて頂きました。チーム一丸となって気温30度以上の炎天下で3試合行い、お互いの友好を深めました。
日本チームは、昔とった杵柄で戦う者が多く、ファインプレーをしようと頑張ると、身体の何処かを痛めて呻くシーンが多発。日頃からの鍛錬が大事だということが、身に沁みてわかりました(笑)
台湾式のソフトボールは、打者の身長よりもかなり高い山なりボールを投げて、ホームベースを縦長にした的に当たればストライク。ワンストライク、ワンボールから始まり、2回ファールしたらアウトになるので、なかなか難しいです。3時間ほどやって日焼けで肌が痛くなりましたが、みんなで楽しいひと時を過ごせました。
来年は甲子園で日台親善野球大会を開催したいですね!
APRA台湾4日目の日台親善ソフトボール大会の後は、懇親会で鶏飯の有名なお店へ。和気あいあいムードで仲良くなって、表彰式も盛り上がりました。臥龍先生の築いてこられた20年以上の人間関係のつながり、明治から昭和に志を持って台湾で母国や家族を護り育てるかのように尽力された先人の方々に感謝致します。
APRA台湾交流会、4日目の夜はマジックショーもみんなで楽しんで素敵な夜になりました。マジシャン?パフォーマーの方は汗だくでした(笑)ほぼ台湾語しかしゃべれないけど、日本にも行ったことがあるみたい。
大阪のミナミは、言葉も通じなくて怖いとの事でした。何か簡単な言葉を教えてくださいとの事でしたので、「おおきに」「なんでやねん」「ようきたの〜われ〜」を教えてあげました。難しかったみたいです。
体格の同じような4人が椅子を使い、うまくバランスしながら、椅子を抜いても4人で支え合えるのは、凄かった。空気椅子のような感じで、やっている方はかなり疲れたみたい。ご苦労様でした。