2019年最初の例会である2月例会はアサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社様のベンチマークです。
今回は9社20名の参加です。
アサヒ・ドリーム・クリエイト様は今回で9回目の受入。前回が89点で今回は90点越えを目指されましたが、88点という結果でした。
環境整備委員会のスタッフも問題視されていますが、過去に環境整備を行った箇所の状態維持や向上の箇所も多くありますが、一部、元に戻ってしまっている箇所も見受けられ、その部分のマイナス評価が結果に響いたと思います。
感動のショールーム大賞を取られた伊部様がよく言われますが、「薄紙を重ねる様にコツコツと!」の重要性を感じました。
以下はホストであるアサヒ・ドリーム・クリエイト株式会社 代表取締役 橋本英雄氏のブログです。
今日は関西APRAのベンチマーキングでした。
20名の方が我が社の環境整備活動や普段の取り組みを見学しにご来社いただきました。
今回の当社のベンチマーキングのテーマは『初心にかえる』でした。
環境整備活動を始めて9年目。
マンネリを感じたり、一進一退を繰り返して、ここまでやって来ました。
ベンチマーキングの効用は、他者の視点で客観的に会社の取り組みをご評価いただけることです。
このような機会は他には代え難い本当に貴重な機会です。
この日のために社員達は沢山の時間を使い、環境整備活動に取り組んできました。
沢山の改善に努め、工場のショールーム化を目指して、がんばってくれています。
お陰様で参加者の方々から『来て良かった!』『沢山の刺激をいただきました!』という嬉しいお言葉をいただきました。
しかし、今日は沢山のご指摘をいただき、収穫よりも課題が沢山見つかりました。
継続力、徹底力などまだまだ不足しているところが沢山ありました。
その原因はすべて経営者である私にあります。
私の徹底力、気づき、認識の低さがそのまま課題として浮き彫りになりました。
会社の現状は経営者を映す鏡です。
私は誰よりも高い意識を持たなければなりません。
そこに大きな反省点があります。
これを糧にして、また一日一日コピー用紙1枚を積み上げるような努力を継続していきたいです。
来年こそ、90点の大台の獲得を目指して、頑張っていただきたいと思います。
では、いつものように写真を使って説明をいたします。
ウエルカムホスピタリティ。さすが広告の企画会社です。綺麗で美しい。
今回のベンチマークへの思いがこのように表現されています。
ペットボトルはオリジナルラベルに変更されていました。「初心にかえろう茶」という銘柄になっています。今回のテーマの解説が書かれています。
反対側にもぎっしりと書かれています。「あなたのキレイ好き度は何%?」という質問があり、それにチェックすることできれい好き度がわかるようになっています。
最初は環境整備委員会の河野さんと小林さんによるプレゼン。
環境整備は今年からプロジクトから委員会へ格上げとなりました。プロジェクト時には自分達がしたいところを環境整備する活動でしたが、委員会では会社がここを環境整備してください、と指示を出す形となります。冒頭にも書きましたように一部の環境整備箇所が退化していることを是正するための変更でもあります。
プロジェクト活動でもかなりのレベルまで高められていますので、今後、委員会活動になることで更にステップアップされると思います。楽しみです。
現時点でもかなり好感度の高い工場で、十分にショールームと言えると思います。
環境整備は「汚れていない」がとても大切ですね。
4Sと3定。重要な考え方と思います。この2つは一緒にすべきなのに、どちらか一方で終わっている企業をよく目にします。また目に入りやすい箇所の環境整備はきちんと出来ているのに、その足元や高い所、機械設備の裏側、下側など目に見えにくいところは未処理という企業も多いです。見えないところから、先にやったら?とよく思います。
ハッピートライアングルとは「社員が成長」「お客様が感動」「会社が信頼と利益」というwin-win-winの関係を言います。環境整備がスタートとなります。
委員会活動となった環境整備はこのような形で実行されます。
毎回思うのですが、配布資料がとても美しいです。時間をかけて準備して下さっている気持ちが伝わってきます。
Before&afterがとても解りやすいです。
事務所の環境整備活動を説明するページです。
事務所のBefore&Afterです・
自分の人生や夢を自らが意思決定し、行動できる人を育てられています。
53期の今年度は信頼と利益に「コミットメント」することをテーマにされています。
信頼と利益を得るためにどうするのか!、ということです。
曼荼羅です。アメーバは京セラさんのアメーバ経営のことです。APMはアサヒ・プロセス・マネジメントの略称です。プラス1とは1+1は2ではなく、3にしましょう、ということです。
すべきことが明確になっています。
APMで作られた手順書(マニュアル)です。
こちらも同様です。
販売促進のプランナーである前に「人と人の絆」を大切にする、という思いを込められています。
新製品である「マジックパネル」で顧客を熱狂させる「人格」を高める経営をされます。
2020年にはこのような会社になられます。
2024年にはこうなります!
当日の様子。関西APRA代表 正栄工業株式会社の久保社長のご挨拶。
今回はいつもの例会よりも質問が多かったです。質問者はグッドフェローズの藤原さんです。
ベンチマークの様子。
9年のベンチマークの歴史で初公開の「梅田倉庫」。
気配りを感じます。
作業手袋の在庫置き場。
梱包用の段ボール置き場。表示があるので一目瞭然です。
事務所の環境整備で記述のあった発注カード綴りです。
発注のためにカードを1枚抜くと・・・
このように発注依頼中であることが解ります。
こちらは提出書類の雛形と書き方を纏めたファイルです。これは良いですね~。
こちらも同じです。
引出は「定番」です。
ロッカーの扉には中にあるかが解る様に表示されています。これも「定番」。
扉を開けると3定と発注カード。
ドリルを吊す発想が新鮮でした。
インクジェット出力機のインクの在庫管理です。どれが古いかが一目瞭然です。
スチレンボードの製造工程にあった「自作」の切断機。300万かかるところを自作により。50万でできたとのことです。素晴らしいです。
見学途中で撮影した写真をこのような形でただきました。ありがとうございます。