お知らせ

2024年ベンチマーキング第1弾【関西エリア:伊部株式会社様】

 

2024年人が輝く経営実践会 ベンチマーキング第1弾は関西エリアの伊部株式会社様でした。

午前中は伊部様のブランドである「シナコバ」の直営店(西梅田店、堀江店、日航大阪店)を班別に見学し、午後は本社を見学という流れでした。

今回のベンチマーキングも環境整備点検があり、10社19名の評価は100点満点中97.1点でした。

2022年の96.1点を超え、2021年の97.6点に迫る高得点で、今回はベンチマーキング初参加者が3分の1以上を占める(※1)にもかかわらず、97.1点は素晴らしい特筆すべき点数と思います。

※1:ベンチマーキング初参加者は基準がないため、基本的に5段階評価の内、4を選択しやすいため、点数が下がりがちです。

ベンチマーキング参加者の感想の中に多数含まれたワードは

「そこまでやるか!」

「気付き力が違う」

「やらされ感がなく一人ひとりが楽しんでいる」

「遊び心が一杯」

といった声でした。

私は約20年に渡り、ほぼ毎年伊部様のベンチマーキングには参加していますが、やはり今年はこの4点を強く感じました。

環境整備が完全に企業風土(=息をするように完全に日常化しているレベル)となっている上で、一人ひとりが自分の個性を生かした環境整備を行われています。

その内容は後ほど、画像にて紹介いたします。

最初は午前中に訪問した日航大阪店の模様です。

写真は日航大阪店のものですが、各店舗共に同様な受入をされたと思います。

その準備と当日のご対応に本当に感謝で一杯です。

※下記画像はクリックすると拡大表示されます

シナコバらしい「マリン」と「イタリア」を感じるウェルカムボードですね。

ベンチマーキングの模様。ディスプレイをする時にお客様のことを考えて創意工夫されていることが強く伝わってきました。

午後からは本社に戻って、伊部社長、伊部副社長他、今回のベンチマーキング受け入れ担当の皆様から様々なお話を伺いました。

お話の内容は下記のパワーポイントをご覧戴ければ、ご理解戴けると思います。

経営理念の実現のために何をどんな思いで、どのような仕組みで取り組まれているか、その全てをオープンにして戴きました。

とても勉強になると思います。

お客様のお役に立つために「感謝する心」と「考える力」と「行動力」を磨くための手段として「環境整備」に取り組まれていらっしゃいます。目的と手段が明確です。

地震対策で突っ張り棒を使って転倒防止措置を取られていますが、単に設置するだけでなく、画像のように一工夫も二工夫もされています。左端の画像は木の幹のように見えますが、突っ張り棒の柱を茶色のシートで覆った上で、蔦を這わすような演出をされています。

提出枚数は今期まだ2ヶ月を残して、前期を大幅に超えています。

ホワイトマーカーペンを置く場所にペンのカスが貯まりやすいですが、きれいに清掃されていました。

鉢植えなどの重量物を毎日動かして清掃するのは、身体にも酷ですし、面倒臭いのでついつい省略しがちです。それに対して恒久的な対策をされています。

社員の皆様お一人おひとりからのウェルカムメッセージです。

自己紹介と今日の抱負を述べて貰いました。

伊部社長(左)と伊部副社長(右)です。

本社エントランスのウェルカムボード

ウエルカムボードの刺繍は社員さんの手作りです。凄いです。

感謝と感動プロジェクトの活動内容の報告が社内に掲示されています。

 

遊び心が大事です。

前の写真と見比べてください。取り出すと下に写真が貼られているので、何が持ち出されたのかがすぐにわかります。また返却時もどこに戻せば良いかが明確です。

よく行く行き先はマグネットプレート化され、一々書かなくても良いようになっています。出張に行かれるエリアが日本地図を模した形になっているところに遊び心があります。

食事のマグネットプレートのところを注目してください。下から同じ図柄が貼られています。完了時にはここに戻せば良いだけです。

そこまでやるか!ですね。

アイパッドの充電は決められたコンセントから充電するようになっています。却って使い勝手が悪くなりますが、定位置化を極めるとこのようになります。「使い勝手<定位置化」これが大事なのでしょうね。

発注カードを使って、備品は発注されます。

前の写真の発注カードはここに持ってこられます。発注する際は左側にカードを置き、発注されると右に移動します。何が未発注で何が発注済かが一目瞭然です。

額は壁に貼られた目印に下辺を合わせることで水平位置を維持できます

皆さんの「私の信条」と「凡事徹底」です。毎年、年の始まりに宣言されます。※個人情報に配慮してこの画像は拡大できません。

こういうところにも遊び心がいっぱいです。

熱心に見学されています。

こういう遊び心も嬉しいです。

書棚は本屋のように前進陳列されています。

キャビネットの扉のほんの僅かなすき間に貯まったホコリをエアーダスターで吹き飛ばして掃除をするような会社は日本に何社あるのでしょうか?

職場も遊び心がいっぱいです。

男子トイレ

同じく男子トイレ

同じく男子トイレ

同じく男子トイレ、こんなに遊び心一杯の男子トイレは見たことがありません。ディスプレイは定期的に変更されます。

こちらは女子トイレの社員さんの手による刺繍による飾り付け。

壁面に貼られた刺繍。もちろん手作りですが、これは壁の穴を隠すために貼られています。遊び心ですね。

こんな傘置き場を見たことがありますか?傘の柄が全部同じ方向を指しています。これがベクトルが合っているということです。

見学が終わるとこのように参加者全員にメッセージが用意されていました。

メッセージの内容がこれです。改善纏めシートやエンディングムービーを見たい方は是非、ダウンロードください。

文責:人が輝く経営実践会 事務局長 足利 晋

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