行事報告
【ベンチマーキング】
2024年6月21日 有限会社コーリヤマ「6SS見学会」
13:15~15:00 6SS見学会
■満足度点数(100点満点で、合格を80点にした場合)
平均 88.0点
参加人数11人
今回の有限会社コーリヤマの6SS見学会開催は昨年に続き2回目の開催で、
目標点数85点のところを見事88.0点と言う点数でクリアし、
皆様の喜ぶ姿が素晴らしく、
特にサブリーダーの千葉さんの感慨深い様子がとても印象的でした。
話を伺うと、今期はリーダーの高山さんと
サブリーダーの千葉さんのコンビで社内皆善(=改善)を進めたそうです。
一昨年皆善に取り組み始めた時は千葉さんがリーダーとなり、
「全てを1人で進めよう」とされていましたが、
それでは思い通りの結果にたどり着かないということに気づき、
今回はメンバーの皆さんに動いていただくよう1年を過ごされました。
その結果メンバーに主体性が生まれ、今回の88点と言う結果につながったそうです。
コーリヤマは約30人の会社で、この規模であれば1人で全員に指示を出しても
皆善が出来なくはありませんが、ある程度は出来ても大きな発展はありません。
やはりメンバーの主体性を引き出し、
一人ひとりが自分で考えて動けるようになるというのが、
皆善を進めるうえで重要なポイントでした。
その努力の結果が今回の皆善提案の件数にも現れていて、
全体での皆善提案が約150件で、そのうち採用されたのが70件と
毎月10件以上の皆善がメンバーから出されたことが素晴らしいと思います。
千葉さんも言われていましたが、150件の提案の中には
「まだまだこのレベルでは」と思うようなものもありますが、
そこで千葉さんが意見を言ってしまってはメンバーの成長につながりません。
少し我慢をして、「もっと良くするにはどうしたら良いと思う?」など、
相手の中にあるものを引き出すような声掛けが必要になってきます。
今回千葉さんはもどかしさを感じつつも、そんな向き合いを1年間行った結果、
メンバーが大きく成長し、今回の見学会の発表も若手メンバーが主体的にやってくれました。
私たちの班は、菅原さんと佐々木さんが案内をしてくれましたが、
少し自信なさげの中にも、自分が取り組んだことには目を輝かせながら、
発表していただきこの1年主体的に取り組んだのがよくわかりました。
特に佐々木さんはオリジナル商品の制作をされていて、
そのエリアを説明するときの自信を持って発表されている姿は素晴らしいものでした。
千葉さんが中心になり今期も取り組んでいけば、
来年は目標の90点オーバーも可能だと思える内容で、
私も来年が楽しみになりました。
リーダーを育成し、メンバーに任せるという意識で
1年間取り組みを進めていただきたいと思います。
見学レポート担当 文責:感動経営コンサルタント 井上 剛典